健康相談Q&A

このページは、池田市広報紙に掲載された内容です。

健康相談 Q&A

 

高齢者の熱中症について

2012-08-01
Q:今夏も、節電がいわれており、エアコンなどを控えることによる熱中症が心配です。
何かいい予防法などがあれば教えてください。
 
A:熱中症がここ数年、新聞紙上などをにぎわせています。
 特に最近は、高齢者の熱中症が増えており、不幸な結果も引き起こしています。しかし、高齢者の熱中症は、若い人の熱中症とは少し違うものと思われます。
 若い人の熱中症は、炎天下や風通しの悪い高温多湿の環境下での過激な運動や就業などによっで多く発生しています。一方、高齢者の熱中症は短時間の外出や室内でおとなしくしていても起こります。
 高齢者は体の熱を作る元気がだんだんなくなり、暑さを感じにくくなっています。そのため、夏でも厚着をしたり、部屋を閉め切ってしまいがちです。また、トイレのことを考えて、水分を取ることを控えます。その結果、知らない間に脱水症が進んで、熱中症が起こるので、室内で起こる熱中症は問題です。
 予防法として大事なのは、小まめに水分を取ることです。スポーツドリンクなど塩分の含まれたものを取ってください。また、衣類に関しても通気性のよいものを選んで、着るようにしましょう。そして、部屋の温度にも注意しましょう。クーラーを上手に使って、室温が28度ぐらいになるようにしてください。また、時々窓を開けて換気をよくしましょう。
 もしも、体調がおかしいと感じたら、早めにお医者さんに行きましょう。 

痛風(高尿酸血症)

2012-06-01
Q:痛風とはどのような病気ですか。
A:痛風発作は痛風関節炎ともいわれ、尿酸の結晶が関節に沈着することで引き起こされます。足の親指の付け根に最も起こり易く、痛みは通常数日から一週間程度で治まります。しかし血液中の尿酸値が高い状態が続くと、発作を繰り返します。
 
Q:高尿酸血症とはどのような状態ですか。
A:体内で尿酸がつくられ過ぎたり、尿酸のもととなるプリン体を多く含む食品を摂りすぎたりすると、血液中の尿酸値が上昇します。通常、尿酸値が7㎎/㎗を超えた状態を高尿酸血症と言います。高尿酸血症が長期間続くと、尿酸結晶が体内の関節などに沈着し、痛風発作を引き起こすのです。
 
Q:治療はどのように行いますか。
A:痛風発作が起きたら、患部を冷やし、安静を保ちます。消炎鎮痛薬の内服、湿布も有効です。発作が治まれば、高尿酸血症の治療を開始します。尿酸値を6㎎/㎗以下に保つようコントロールします。治療で一番大切なのは、生活習慣の改善です。プリン体の多い食品を摂り過ぎない事、野菜・海藻などのアルカリ性食品を多く摂る事、アルコール摂取量を減らす事など食生活の改善に力を入れて下さい。またウォーキングなどの軽い運動を継続して行なう事も大切です。なお、尿酸降下薬の服用は、医師の指示に従い、尿酸値をゆっくり下げ、それを持続させる事が大切です。

肺炎球菌ワクチン

2012-04-01
Q:成人の肺炎球菌ワクチンについて教えてください。
 
A:肺炎は日本人の死因の第四位で、肺炎の死亡者の95%を65歳以上の高齢者が占めています。高齢者の肺炎で多い病原菌は肺炎球菌です。肺炎球菌は、人の鼻や気道の粘膜に住む細菌です。
 インフルエンザや風邪で気道粘膜の炎症を起こした方がこの菌に感染すると、肺炎や敗血症を起こすことがあります。高齢者では加齢に伴い免疫機能が低下し、心臓病などの合併症を持つことも多く、重症化しやすくなります。肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)はこの肺炎球菌による肺炎を予防するワクチンです。肺炎球菌以外の細菌、ウイルスによる肺炎の予防効果はありませんが、肺炎球菌の肺炎を予防し、重症化を防ぎます。最近は抗生物質が効きにくい肺炎球菌も増加しており、肺炎球菌ワクチンはこのような耐性菌にも効果があります。
 ワクチンの効果は接種後約三週間かかりますが、一回接種すると5年以上免疫が持続します。インフルエンザワクチンの接種と併せて行うと、肺炎予防の効果がさらに上がります。自費診療扱いですが、季節を問わず接種が可能です。
 接種後に注射部位の腫れ、痛み、発熱がみられることがありますが、数日で治まります。
接種は65歳以上の方、呼吸器・心臓・腎疾患、糖尿病、免疫力の低下する病気やお薬を使われている方に勧められています。初回接種から5年以上経った方の再接種もできるようになりました。肺炎の予防には手洗い、うがいの励行など日常生活を工夫するとともに、肺炎球菌ワクチンの接種をしておくことも大切です。

咳ぜんそく

2012-02-01
Q:最近空咳(からぜき)が続き、人から「咳ぜんそくでは?」と言われましたが、咳ぜんそくとはどのような病気でしょうか?
 
A:呼吸器内科を受診される患者さんの中で、最も多い訴えの一つが空咳です。今年は、マイコプラズマ感染症の流行もあり、空咳で悩まれている方が特に多いのではないでしょうか。
 2005年に作成された日本呼吸器学会の「咳嗽(せき)に関するガイドライン」で示された咳ぜんそくの診断基準をまとめますと、①喘鳴(ゼーゼーすること)を伴わない咳が8週間以上持続する②喘鳴、呼吸困難などぜんそくの既往がない③気道過敏性が亢進④気管支拡張薬が有効⑤胸部X線で異常を認めない-などとなっています。気道過敏性試験などは容易に行えないため、実際には、風邪などをきっかけに、ゼーゼーすることなく空咳が3週間以上持続し、気管支拡張薬が有効であれば咳ぜんそくが強く疑われます。
 治療には気管支拡張薬、吸入ステロイド薬、抗アレルギー薬などが用いられますが、最も安全で有効なものは吸入ステロイド薬です。吸入ステロイド薬は、気管支の炎症をおさえる効果が強く、副作用も少なく国際的にも最も有効なぜんそく治療薬として位置づけられています。ステロイド薬というと副作用を心配される方がいますが、吸入薬は全身的な副作用はほとんどなく、安心して長期に使用できます。
 咳ぜんそくは、放置するとその約3割が気管支ぜんそくに移行すると報告されています。また、早期に治療を中断すると再発することが多く、3カ月くらいは継続して治療をすることが必要と考えられています。咳が減ったからと自分で薬をやめてしまわず、お医者さんとよく相談しながら治療をしましょう。
一般社団法人池田市医師会
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保育所・幼稚園・小中学校・高校等に校医を派遣して健診事業を実施、学童生徒および教師の健康管理をしています。
■予防接種
池田市から委託をうけた市内の個別医療機関で各種予防接種を実施しています。
集団接種(BCG接種)は、池田市保健福祉総合センターで、個別接種は市内の予防接種実施医療機関で実施しています。

■休日・急病診療
日曜日、祝日、GW,年末・年始には池田市立休日急病診療所に医師を派遣し対応しています。
また豊能広域こども急病センターにも医師を派遣して、小児の急病に対応しています。「休日・夜間の診療案内」をご覧ください。

■介護保険事業
介護保険認定事業、障害者区分支援認定事業等に協力し、他業種の専門員と協力して同事業の円滑な運営に協力しています。
また医師会内に訪問看護ステーションと介護相談センターを有し、専門看護師と各医療機関が連携して安心して在宅医療を受けることが出来るように努めています。