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健康相談Q&A

このページは、池田市広報紙に掲載された内容です。

健康相談 Q&A

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夜間頻尿について教えてください

2019-02-01

Q 夜中に何度もおしっこに起きてぐっすり眠れません。どうすればよいでしょうか?

A 国際的な専門家らによれば「夜間、排尿のために1回以上起きなければならない状態」とされています。しかし実際には、特に加齢により徐々に夜間頻尿を来した場合などでは2回以上の夜間頻尿で生活の質(QOL)が損なわれることが多い様です。日本において男性では60歳以上で40%、70歳以上で62%が夜間2回以上排尿のために起きるとの調査結果があります。女性でも60歳以上で29%、70歳以上で48%と男性ほどではありませんがやはり高率です。
 夜間頻尿の原因は大きく3つ、①夜間多尿、②1回尿量低下、③睡眠障害です。①夜間の尿量の増加は水分の過剰摂取、加齢に伴うホルモンバランスの変化、腎臓の機能低下による尿濃縮能の低下などにより起こります。②1回排尿量の低下は前立腺肥大症などにより排尿が途中で止まり(残尿)十分量出せない、膀胱が硬く小さくなる(過活動膀胱)などにより起こります。③眠りの浅さはいわゆる不眠症以外に睡眠時無呼吸症候群で起こることも多い様です。
 夜間頻尿の原因を正しく診断し対応するには排尿日誌をつけるのが有用です。これは24時間のすべての排尿の時刻と1回尿量を記録するものです。これにより夜間に作られる総尿量が分かり、多尿であれば夕食後の飲水を制限したり就寝までの時間を十分とるなどの対応が有効です。1回尿量が少ない場合は膀胱機能や、男性であればさらに前立腺も調べることが必要です。一度専門医の診察を受けていただくのが良いでしょう。また夜間の1回尿量が日中に比べてむしろ少ない場合は軽い尿意で眼が覚めてしまう、睡眠障害の可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群について

2018-10-01

Q. 睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気ですか? 

A. 読んで字のごとく、寝ている間に呼吸が止まってしまう病気です。寝ている間のことなので自分では気付きにくく、ご家族に「息が止まっている」「いびきがひどい」と指摘され、発見されることも多いです。自覚症状としては「夜中によく目が覚める」「昼間の強い眠気」「朝方の頭痛」などがあります。 

睡眠時無呼吸症候群には幾つかの原因がありますが、その多くは舌の付け根の部分が寝ている間に気道を圧迫してしまい、肺に十分な空気が届かなくなることで起こります。そうすると寝ている間に十分な呼吸が出来ないため、寝ているはずなのに疲れが取れない、また熟睡できていないため途中覚醒が増えたり、昼間に眠気が強くなり、症状が強い場合には交通事故の原因となったりします。また狭い気道を空気が通るときに音がするため、いびきをかくようになります。 

ただ健常人でも睡眠時にはある程度呼吸が止まることはありますので、必ずしも呼吸が止まっている=睡眠時無呼吸症候群とは限りません。無呼吸がどの程度なのかを検査し、その程度に応じて治療が必要かどうかを判断します。検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断されれば、治療用のマウスピースやCPAP(シーパップと読みます)という機械を使用して治療を行います。CPAPは睡眠中に呼吸停止を感知すると、装着したマスクから空気を送り込んで呼吸を補助してくれる医療機器です。 

睡眠時無呼吸症候群は気づかれにくい病気ですが、重大な交通事故を引き起こした事例も多数あります。職業ドライバーの方、もしくは上記のような症状がある方は一度検査を受けてみることをお勧めいたします。

「こむら返り」について

2018-10-01

Q夜になると「足がつる」のですがどうすればよいでしょうか。

A意思に反して筋肉が強く収縮すると強い痛みを感じ、(ふくら)(はぎ)(こむら)に起こる事が多く一般に「こむら返り」と呼ばれますが、足の指や土踏まずに起こることも有ります。有痛性筋痙攣とも言います。
筋肉が収縮したり、弛緩したりする際にはカルシウム、マグネシクム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルや身体の水分量・水素イオンなどのバランスが複雑に作用しあっていますので原因を特定することは一般的には困難です。身体の水分量やミネラルなどのバランスが崩れた時に起こりやすくなるようです。発汗の多い運動中や、寝汗をかいた夜間に起こりやすいのはこのためと考えられます。また加齢に伴う筋肉量の減少や糖尿病などに伴う血行不良があると乳酸などの疲労物質が溜まりやすくなる事も一因と言われています。
痛みはとても辛い時が有りますが、基本的には生命を脅かすような事はありませんので落ち着いて対処して下さい。脹脛に起こった時にはつま先を手前に引っ張りアキレス腱を伸ばすようにするなど「こむら返り」を起こしている筋肉を伸ばすようにして下さい。予防法としては、規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動や寝る前に軽いストレッチをすることも有効です。特に寝る前の過度の飲酒は脱水傾向を助長しますので控えてください。
 特効薬は有りませんが程度が強い場合は一部の漢方薬を含めた薬物治療を短期間行うことも有ります。また非常に頻度や症状が強い場合は糖尿病や甲状腺疾患、下肢静脈瘤などの基礎疾患が潜んでいることも有りますので、その際は医療機関でご相談下さい。

認知症について

2018-08-01

(質問者)

同居している主人の母に認知症みたいな症状が出ています。「財布を亡くした」とよく言いますし「あなたが盗ったの」と言われたこともあります。かかりつけの先生もおらず、家族としてはどうすればよいのでしょうか?

(回答者)

認知症の疑いがあると思われます。認知症は、最近のできごとが覚えられなくなる短期記憶障害が中心的な症状ですが、順序立てた行動、例えば料理などがうまくできなくなって気づかれることもあります。

「お財布をなくした」のは、もしかすると自分で財布を箪笥などにしまいこんだことを忘れてしまっているからかもしれませんし「あなたが盗ったの」という発言も、認知症では病気が進行するにつれて自分が病気であるとの認識(病識)がなくなり「自分は普通」だと本人は考えますから財布がないのは「誰かが盗った」と考えても当然なのです。

(質問者)どこに相談したらいいのですか?

(回答者)

近くの「地域包括支援センター」に相談するのも一つです。池田市にも「認知症初期集中支援チーム」ができました。認知症や認知症の疑いがありながらふさわしい医療や介護につながっていない方またはつながっていても「つながり」が不十分な方を対象に、ふさわしい医療・介護が受けれる状態にまで「つなげる」ことが目的です。専門医が認知症かどうかの診断をします。介護保険の申請を手伝ったりもします。      

ただしふさわしい医療や介護サービスにつなげることが目的ですので、つながったことにより役割を終えるので、ずっと診てもらえるというサービスではありません。

(質問者):色々ありがとうございました。

梅雨時の熱中症にご注意

2018-06-01

Q 梅雨時の熱中症について教えて下さい

A 熱中症は7~8月の真夏日(気温30度以上)、猛暑日(気温35度以上)に多く発生することは知られていますが、6~7月初旬の梅雨時にも2番目のピークが有ります。熱が身体にこもると発汗することにより体温上昇を抑えますが、梅雨時から夏場にかけては暑さに身体が徐々に適応して次第により低い体温でも発汗し易くなり、これを「暑熱順化」と言います。ところが気候が日々変化しやすい梅雨時にはまだこの暑熱順化が十分に出来ておらず、急に暑くなった日などには身体が気候の変化に対応できず熱中症が発生しやすいとされています。

 また梅雨時は気温だけではなく、湿度にも留意する必要が有ります。蒸し暑い(湿度が高い)と汗が蒸発せずに身体の熱がこもりがちになり体温調整がうまく機能しません。そうすると水分や塩分の体内バランスが崩れ、気温がそれほど高くなくても熱中症を発症しやすくなります。梅雨の晴れ間や、梅雨明け時など急に気温が上昇する日や、湿度が高く風のない日などは特に注意が必要で、屋外のみならず屋内でも同様です。

 予防は真夏の熱中症と同じで、小まめに水分・塩分を補給し、運動中なら適度に休憩をはさみ、通気性の良い服装をし、汗をかけば小まめにふき取る事などが大切です。

 梅雨入りの季節は毎年異なりますが、そろそろ熱中症を意識する季節です。気温だけではなく湿度や風の状況などにも注意して熱中症を予防して下さい。

一般社団法人池田市医師会
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