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健康相談Q&A

このページは、池田市広報紙に掲載された内容です。

健康相談 Q&A

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認知症について

2019-12-01
認知症の主な症状は物忘れです。お金の勘定ができない、物をなくしてはいつも探し物をしている、昨夜のおかずを覚えていないなどの症状が見られたら認知症の可能性が高いと思います。その症状が少しずつ進んでいき、普段の生活が出来なくなります。その中で一番多いのがアルツハイマー型認知症です。物忘れがあるのにそれを認めず、言い訳をする、質問に答えられないとすぐ人に聞く(振り返り)などがみられるのが特徴です。レビー小体型認知症もよくみられます。子供などの人間や動物など、見えないはずのものが見える(幻覚)や誰かに物を盗られる、カメラで監視されているなどの妄想が初期からみられるのが特徴です。いろいろな薬で思わぬ反応が見られます。その他、脳血管障害による認知症や、慢性硬膜下血腫、水頭症などの手術などで治療可能な認知症、甲状腺機能低下症やビタミン欠乏、梅毒などの内科的な治療で改善が見込める認知症もありますので、精神神経科、脳神経内科、脳神経外科、老年病内科などを受診することをお勧めします。ご本人が受診することを拒否されたり、ご近所に認知症のように見えるがどこにも受診されていなさそうな方がおられたら、“認知症初期対策チーム”が対応することも可能ですので最寄りの地域包括センターなどにご連絡ください。ご家族だけで専門医に代理受診されるのもいいと思います。物忘れの進行を完全に止めることはできませんが、進行を緩やかにできる薬はありますし、認知症の方にみられる怒りっぽくなったり、幻覚がみえる、夜眠らない、暴力を振るうなどの行動異常も投薬や環境調整で対応が可能な場合が多いので、専門医にご家族だけでも受診されることをお勧めします。

高血圧の基準について

2019-10-01
Q高血圧の基準が変わったと聞きましたが、教えて下さい。
A日本高血圧学会(JSH)は5年に一度高血圧の基準を見直しますが、今年(2019年)が丁度その年に当たります。
細かい分類は割愛させて頂きますが簡潔に述べますと基準が少し厳しくなりました。高血圧の基準値は140/90mmHg以上で変更は有りませんが、75歳未満の合併症のない成人の降圧目標血圧が130/80mmHg未満に強化されました(従来は140/90mmHg未満)。また若干の呼称変更があり、130-139/80-89mmHgを高値血圧、120-129/80mmHg未満を正常高値血圧、120/80mmHg未満を正常血圧と呼称されるようになります。
改訂の背景には高血圧の基準には該当しない高値血圧群(130-139/80-89mmHg未満)でも正常血圧群に比べて、脳・心臓合併症の発生が高率であるとの成績に基づきます。ただし高値血圧であっても直ぐに薬による治療が開始される訳ではなく、減塩を中心とした食事療法、運動療法、肥満の是正等の生活習慣の改善・是正などを早めから意識して実践しましょうという意図がこめられています。
 ポイントは130/80mmHg台はもはや正常ではないと意識して頂き、生活習慣の改善を早めに開始して真の高血圧症にならないようにして頂きたい事です。高血圧症により脳・心臓合併症が生じますと健康寿命が著しく損なわれ、介護を含めて医療経済的にも大変な負担となります。是非健康診断等での結果を参考にしてご自身の血圧を確認して頂き、場合によっては医療機関を受診してアドバイスを受けてください。

夏バテ対策について

2019-08-01
Q夏バテとはなんでしょうか?また対策を教えて下さい。
A夏バテとは高温多湿の環境が長く続くことにより、体が対応できなくなり、食欲不振や全身倦怠感などの体調不良が続くことの俗称で、病名ではありません。
原因としては体温や発汗の調節がうまく機能しなくなることによる体温上昇や脱水、寝苦しい夜が続くことによる睡眠不足、冷房の効いた部屋に長時間居る事による体の過度の冷えによる自律神経の障害などが考えられます。
 症状は様々ですが全身倦怠感(何となくだるい)や食欲不振、イライラ感、無気力感などがよく見られます。
 対策としては、規則正しい生活をすること 朝食もしっかりと食べ栄養バランスのとれた食事をとること、水分摂取を小まめに行うこと、今日の疲労を明日に持ち越さないように早めに就寝しぐっすりと眠ることなどで予防が可能です。また朝晩の暑くない時間帯にウォーキングなどで軽く体を動かすことも心身ともに良い影響を与えます。
 多くの場合は体調不良で医療機関を訪れて検査を受けても何も異常がない場合が殆どですが、まれに重篤な疾患(例えば貧血や肝障害など)が隠れている事がありますので、あまりにも倦怠感が強い場合などは受診を考慮下さい。
 また「夏バテ」は暑い真っ盛りのみならず晩夏~初秋にかけて遅れて症状が出てくることもありますので、“遅れ夏バテ”を予防するためにも真夏日~猛暑日が続く時期は無理をせず休養を十分にとることを意識して下さい。

熱中症を疑う症状について

2019-06-01
Q熱中症を疑う症状にはどのようなものがありますか?
A昨年は異常気象と呼ばれたように連日夏日・猛暑日が続き、熱中症による救急搬送者数が過去最高となりました。今年がどうなるかは分かりませんが、毎年梅雨時から夏にかけての暑さが厳しく
なっていますので、熱中症の初期症状を感じたら速やかに対処するようにしましょう。
 軽い熱中症症状としては立ち眩み(一瞬脳への血流が少なくなりふらっとする、目の前が真っ暗になる)、こむら返り(特に下肢のふくらはぎが固くなりけいれんをおこし痛くなる)、手足のしびれや、何ともいえない気分の不良や吐き気などが初期症状としてよく現れます。この時点でまだ頑張れると思って、運動や作業を続けるとより重い段階に進んでしまうことがありますので、身体に何らかの異常のサインを感じたら速やかに運動・作業を中断して涼しい場所に移動しましょう。   
次に身体を冷やして水分を摂取しましょう。この初期段階で適切に対処できればそれ以上の悪化を防ぐことができます。 吐き気や気分不良が強く自力で水分を摂れない場合や、何となく意
識がおかしいなどがみられる場合はより重症ですので病院への搬送が必要です。
 熱中症は気温だけではなく湿度にも留意する必要がありますので、天気予報などを参考にして水分や保冷材などを準備しておくことも重要です。

更年期女性の脂質異常症について

2019-04-01
Q:私は60歳女性ですが、健康診断でLDLコレステロールが168㎎/dL で要治療と判定されました。お薬を飲んだほうが良いでしょうか?
A:LDLコレステロール(LDL-C)は動脈の血管壁に蓄積して血管を狭くしたり、詰まらせたりして心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を引き起こす主要な脂質です。男性と異なり女性では食事内容の問題や運動不足などの要因以外に、女性ホルモン低下による影響が大きい傾向が有ります。女性ホルモン(エストロゲン)はLDL-Cを低下させる作用があり若年期にはこの作用によりLDL-C上昇が抑えられていますが、更年期以降には女性ホルモン減少により徐々に上昇します。これは避けられない現象であり、食事・運動療法を頑張ってもなかなか低下させる事が出来ません。
動脈硬化学会によりLDL-Cの治療管理目標が定められており、LDL-C高値以外に高血圧症や糖尿病などの危険因子が無い低リスクの方の目標LDL-Cは160㎎/dl以下とされていますが、この基準をあてはめると多くの中年以降の女性はお薬による治療が必要になります。
LDL-C高値以外に危険因子の無い方でも心筋梗塞発症率は高くなり、理想的には、学会基準に従う事が望まれますが、服薬を望まれない方も居られ単純では有りません。要治療判定の際は投薬治療開始のタイミングを逸しない様にする必要がありますので主治医とよく相談して下さい。
一般社団法人池田市医師会
〒563-0024
大阪府池田市鉢塚1丁目2-1
TEL.072-751-2534
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■各種検診
各診療所においては、各種健診事業(特定健診・特定保健指導・肺がん・大腸がん・前立腺がん・女性のためのがん検診・妊婦健診)等を行っています。
■学校保健
保育所・幼稚園・小中学校・高校等に校医を派遣して健診事業を実施、学童生徒および教師の健康管理をしています。
■予防接種
池田市から委託をうけた市内の個別医療機関で各種予防接種を実施しています。
集団接種(BCG接種)は、池田市保健福祉総合センターで、個別接種は市内の予防接種実施医療機関で実施しています。

■休日・急病診療
日曜日、祝日、GW,年末・年始には池田市立休日急病診療所に医師を派遣し対応しています。
また豊能広域こども急病センターにも医師を派遣して、小児の急病に対応しています。「休日・夜間の診療案内」をご覧ください。

■介護保険事業
介護保険認定事業、障害者区分支援認定事業等に協力し、他業種の専門員と協力して同事業の円滑な運営に協力しています。
また医師会内に訪問看護ステーションと介護相談センターを有し、専門看護師と各医療機関が連携して安心して在宅医療を受けることが出来るように努めています。
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